かかとガサガサ/遺品整理。

潔癖症は、インドに住んだり猫を飼ったりすると治るという。私はプチ潔癖で、インドに行ったことも猫を飼ったこともなかったんだけど、ちょくちょく二本足の雌猫が遊びに来る関係で、だんだん治ってきた。
美女を口説いてお持ち帰りしたところで、外で座った汚い尻でベッドに座るなとか言っちゃったらムーディーな夜もぶち壊しである。猫ならウンコして拭いてない尻で膝の上に座ってもかわいいんだから、それはそういうものだ。後で洗濯すればいい。

とはいえ、不潔が好きになったわけではない。私は子供の頃からかかとがガサガサなのでありますが、ネットで水虫である可能性があるという記事をみてから、かゆい気もしてきた。乾燥によるガサガサと、水虫によるガサガサは外見では区別できず、皮膚科で見てもらうしかないらしいので1日風呂に入らず蒸らしてから皮膚科に行ってみた。

「かゆい??」「かかとの水虫は普通かゆくないもの・・・」「ひび割れになってますね・・・細胞をとって検査します・・・」
両足のいろんなところの表皮をピンセットでこそげ落として顕微鏡で調べてもらった。「カビ(水虫菌)は見つかりませんね・・・うーん・・・わからない」

水虫はいないようだけど、かゆい理由が不明だそうだ。私のようにジムにも銭湯にも行かず、ほぼ1日自宅で裸足スリッパ(無印の「洗えるスリッパ」を毎日洗濯している)タイプはそもそも水虫になりにくく、水虫でないとすればかゆい理由がわからないらしい。子供のころから軽石を使いすぎたせいか。もしくは精神的なものか。

「男性だしかかとの見た目を気にしないなら不要ともいえますが」といわれたけど一応もらっとこうかと尿素クリームを処方してもらった。3本使い切るまで治らないとしたら、なかなかの長期戦だな。4日塗ってたら、マシになってきた気はする。

週明け。北潟宅を訪問。手ぶらというわけにもいかないので、近鉄で手土産を買う。妻子は家を出たそうなので、高齢であろう両親だけがいると思われる。百貨店で買うのがいいだろうな。北潟氏は酒好きだったし、やわらかいめの「おかき」あたりが適当かなと、プチ高級なやつをセレクトする。「おかき」って割と味と値段が比例するような気がするのだ。

まずは、実家に寄って、車に乗り換える。私のハイゼット・カーゴは10年で廃車にしたので、おそらく今年廃車になるであろう父の10年目のFitを借りる。父の車は、最初は本田シビック、日産ブルーバード、ダイハツミラが3台続いて、最後の車として選んだのは本田Fitだった。父は、もう歩くのもままならない。

私は16才で原付免許を取って以来、無事故(※轢かれたのと自損を除く)無違反でゴールド免許だがペーパードライバーなので運転がヘタである。ちなみにペーパーライダーでペーパー船長でペーパーダイバーである。大型自動二輪免許に至っては、教習所から出たことすらない。

旧堺東警察の交差点で、右折するとき停止ラインで止まると対向右折車で対向直進車がきているかどうか見えないのでじわじわ前進していたら、後ろからきた車がぶわっと回っていったのでついていったんだけど、後ろの車がどうやって対向車がいないのか見えたのか仕組みがわからない。この交差点、どういう設計になってるの??

ナビは私が買った車につけたやつより3年新しいぶん反応は機敏だが、地図が古くて道がなくなってたりして予定時間より遅れて、なんとか到着。
跨線橋とか、乗っていいのかどうかわかんないので全部乗らずに行った。

預けたものは一か所にまとめて保管されているものだろうと思っていたが、そういうこともなかった。氏の父・母は、全部もっていってくれっていう勢いだが、さすがにいらない。オタクが死ぬと大量のゴミが出るものだ。こういうのはダウンネットの石川氏のときに経験したことがある。あのときは全部引き取って故人の友人たちに形見分けしたものの、いまだにいろんなもの(引き取り手のなかったエロゲとか)がまだ残っている。石川氏の遺品はオタグッズの塊だったが、北潟氏の遺品はメカ系のジャンクである。一見して遺品の大半はゴミだと判断したので、乗りかかった船だと、遺品整理を手伝うことにする。氏には生前に割の悪い仕事もさせたので、そのくらいの労力は返してもいいだろう。私が「一般家庭(父・母)でも使えるもの」「電気系の学校に進学している息子が欲しがるかもしれないもの」「うちの備品」「プロなら使い道があるもの(私がもらう)」「私でも使い道がわからないものや古いものやジャンク=ゴミ」で分類し、父が最終チェックを兼ねてゴミの分別をする。色々あった・・・。
見覚えのあるものもいっぱいあった。うちが新しいシステムを納めて客先で不要になった前世代の機械を彼がもらってくるのだ。一言でいうとゴミである。

とりあえず外付けのHDDが大量に出てきたが、何も言わずゴミにした。何か入っているとか言って見たいとか言われたりしたら故人も浮かばれまい。
少量のエロビデオも出てきたが、置き方が割とスマートだった。私が「えっちなビデオが出てきました」と渡して硬直した父がタイトルを見て「フフッ」ってなった。ド直球なタイトルのやつをいちばん上に置いておくのは良いなと思った。

新品に近いタブレットが3つとfireTVが出てきた。タブレットはAcerのやつが2コ(たぶん片方は転売用)、アマゾンのがいっこ。Acerのやつは「ネットが見れるやつ」というと父も興味を持っていたが、Amazonのやつは「電子書籍が買えるやつとネットでビデオが買えるやつ」と言うと「いらないから持って帰って」とのことなので形見分けとしてもらっておく。Acerのやつのほうが高性能っぽかったからまぁいいだろう。
2畳ほどある押入れを整理して山のようなゴミを出した。預けていた機器のうち工具・部品系はここから見つかった。パソコンとデータ系のものと計測器がまだ見つからないので大量にあるコンテナをあさる作業を後日またすることにする。

帰りは使い慣れないナビとの闘いだった。八尾から堺まで中環で南に帰ればいいのに、帰りは何回一般道優先を選択してもナビが執拗に阪神高速に乗せようとする。こいつ嫌いだ。ETCカードも小銭も持ってきてなかったし乗りなれない車で高速に乗るのも怖い(車線変更が苦手だし分岐を間違えて遠くに連れていかれたりする)のでナビとバトルしているうちに西に進みすぎて知っている道に出てきた。ナビを無視して26号線で帰る。海が見えるとこまで行った・・・。堺に帰るまで2時間かかった・・・。次は紙の地図を積んでいこ・・・。

堺に戻ると、母が食事を用意してくれていた。おかずはカマスか。と思ってたらレンジが回っている。「何をあたためてるの??」「ハンバーグ」。私が昼ごはん食べそびれたのを知ってた(実際は朝も食べていない)から多めに用意してくれていたのだが、さすがに多くないか。「そのぐらい食べるやろ」「20年前やない、もうオッサンや!!」。ハンバーグは母と半分こして、ギリギリ食べきる。おなかいっぱい。

最寄駅からの上りのJRは終電が早いので、片付けはそこそこにして帰る。途中に福猫堂に寄って一杯ひっかけた。恭子さんの酔うところを見た。酒のおかわりさせてくれたらこっちが潰れる寸前まで付き合うんだけどおかわりさせてくれないんだな。自分だけ飲んでずるいな。閉店時間がずいぶん過ぎて岩崎さんがきたので後は任せて帰った。

いろいろあるなー。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントの入力は終了しました。