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三笠訪問記リターンズ

 [氷川丸訪問記]から続く

 さて、横浜からJR横須賀線で横須賀へ。
 去年の冬も来ているけど、年末休みで艦内見学できなかったので、リターンマッチ。

 海自の基地の方に目をやると、オレンジ色の見なれない船が停泊中。
 艦番号5002・・・・AGB<しらせ>。4月に帰ってきたはずだけど、まだ地方巡業には行ってないのか・(帰ってから調べたところ、今年は8/28からでした)
 <しらせ>は満載排水量が2万トン近い、かなり大きな艦なのですが、<しらせ>の後方にかすかに見えている煙突(写真ではほとんど見えませんが)は、それほど見劣りしないことを考えると、イージスか何かでしょうか?

 徒歩30分はコミケで疲れた体には結構キツイ。
 しかし、横須賀の街って、なんとなく昔っぽい、懐かしい感じがするのは気のせいかなぁ・・
 ようやく三笠公園着。当然ながら、今日は艦内は開いている。
 ついでに売店も開いるので覗いてみると、「東郷ビール」なるものが売っている。
 フィンランドかどっかの酒ですね。味はビールでした。(注:私はビールの味はぜんぜんわからず、ヱビスとスーパードライの区別もつかない)

 待望の艦内見学。
 中は主に日清・日露期の資料や模型が展示された博物館になっています。
 多少、手を入れすぎていて「三笠の剥製」といわれる事もありますが、多分に「右翼」がかかった展示や解説の内容は、博物館や就遊館(靖国神社)とはスタンスが違っていて興味深いものがありました。
 写真は司令塔。艦長や司令長官が戦闘中に指揮を執るところで、分厚い鉄の塊の中にありますが、日本海戦では東郷提督が露天艦橋から動かなかったので、幕僚の一部が(司令部の全滅を防ぐために)入っていただけで、艦長や主要な参謀は露天艦橋にいました。


 艦橋に登り、東郷提督の立ち位置に立ってしばし思いを明治38年に飛ばします。
 ハタから見れば、きっと変なやつに見えたことでしょう。
 
 上甲板。この後ろの甲板室は休憩所になっていて、艦内をひととおりまわり、疲れたのと、デジタルカメラの残メモリーが少なくなったので、とりあえず休憩&デジカメデータの転送をする事にします。
 相席の夫婦の怪訝そうな視線の中、ノートパソコンを取り出しごちゃごちゃやっていると、隣のテーブルで何やら騒ぎが・・・
 老夫婦×2、中年女性×2という集団のようですが、中年女性がなにやら演説をうってます。聞くともなく聞いていると、なにやら遺産の分配でモメている模様。
 演説をうっている女性はついに感極まって泣き出します。
 うわ〜修羅場っ!一刻も早く立ち去りたいのですが、転送が終わらないことには動けない・・「がんばれ楓(ThinkPad)、いそげCP-100」おもわず機械を応援してしまいました。

 ひととおり見終わって帰路につきます。
 いったん、東京に戻ってから大阪へ・・・今年の夏も無事終了しました。

 これで<志賀><宗谷><氷川丸><三笠>をクリア。
 何を見にいこうかな・・・靖国神社の前に何か作っていたっけ・・・何か駆逐艦の主錨も都内にあるって聞いたので、それを探してもいいかな。
 ま、次の遠征は12月下旬なので、それまでに考えておきましょう。(情報求む)