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 ベテラン機と新鋭船 
4/21
大阪→徳島→高松→坂出
4/22
坂出→琴平→児島→新居浜
4/23
新居浜→大阪

 初日は市内マップであえなかったので、続いて市外マップへ?
 とりあえず、金毘羅さんに参って(一応、海関係だし)、時間があったら善通寺にも行ってみようかと、極めて大雑把な計画で迎えた二日目です。

4/22 続いて市外マップ(謎)

高灯篭  
高灯篭。かつては海から見えたらしい。
本宮  
本宮。いわゆる金毘羅さん
名残桜  
白峰神社の手前で咲いていた名残桜
厳魂神社  
奥社とも呼ばれる厳魂神社。
橋の模型  
橋の博物館の気合の入った模型。

 7:00起床。週間予報では曇り時々雨でしたが、実際は見事な快晴。
 昨日の口直し(?)に朝風呂に入る事にしますが・・またぬるい。怒る気力も萎えたので、さっさと朝食をとって出発する事にします。

 予定では遅い目に宿を出て、各駅停車で多度津まで行って、そこから琴平行きに乗り換えで琴平着は昼前の計画でしたが、宿を出たのが早かったのと特急「しまんと」で直行できた為に10時前には琴平に到着していました。

 まずは琴電琴平駅横の高灯篭。27.6mあって日本一大きな灯篭だそうで、かつては海から見え、沖を行く船の目印にもなったそうです。

 駅から少し歩いて参道到着。両脇に土産物屋や食べ物屋・旅館などが並んだ階段を上っていきます。
 おみやげ物屋さんなどでは、竹製の杖を貸してもらえます。私は最初は不要と思って借りなかったのですが、少し参道を進んでから「から志し屋」という土産物屋で声をかけられたので借りて見たのですが、実に楽。金毘羅さんを参る人は意地をはらないで、さっさと杖を借りる事をお勧めします。

 365段で大門到着。ここからは土産物屋は無くなり、神社っぽくなっていきます。

 さらに100段ぐらい上ると神馬舎。金毘羅宮の神馬が居ます。うち一頭に「トウカイスタント号 セン10歳 父GI優勝馬ホリスキー、母トウカイジュノー」なる看板が出てました。ちなみにホリスキーはニジンスキー産駒の菊花賞優勝馬、トウカイジュノーの母はトウカイテイオーを出したトウカイナチュラルの母と姉妹です。
 普通、競走馬が引退すると乗馬になったりしますが、こういう第二の人生(馬生?)もあるんですね・・・

 さらに150段ぐらいで旭社。金毘羅大権現時代(神仏分離以前)の金堂だそうで、仏教色の強い偉く立派な建物で、立派すぎて本宮と間違えている人がいました。
 金毘羅宮は出雲系の神社ですが、ここでは天御中主神や天照大御神といった天津神も祭られています。

 さらに約150段、やたらと厳しい階段を超えると金毘羅宮本宮。創建がいつなのか判らないが、1000年前には改築の記録が残っているからそれ以前なのは間違いないという、由緒正しい神社で主な祭神は大物主と崇徳天皇。
 金毘羅宮は古くは位置的な関係(塩飽諸島や小豆島を見下ろす位置にある)から航海守護の神社として知られていましたが、大物主は大国主や少名毘古那と同一視される事から農業、産業、交通から医術、醸造、縁結びまで御利益の範囲が広く、後に「こんぴら参り」として海に関係ない人も広くお参りするようになったそうです。

 普通はここでゴールですが、今回はてっぺんまで行くという事で、一休みした後、さらに階段を上ります。流石に本宮より上に行く人は少ないようですが、どうしても俗っぽくなってしまっている本宮より下とはうってかわった静かで心地よい道が続いています。(階段は苦しいですが・・・)
 白峰神社。金毘羅宮の摂社で崇徳天皇と御母の待賢門院が祭られています。さらに登り、本宮から583段、ようやく奥社(厳魂神社)到着。ここは琴平宮の守り神であり、金毘羅本教の教祖である厳魂彦が祭られていました。
 奥社からの讃岐平野の眺望は素晴らしいのひとこと。讃岐平野や讃岐富士はもちろん、瀬戸大橋や小豆島まで一望できます。
 ここで、なんとなく時間が気になってPHSを見て見たのですが、驚いた事にアンテナ3本(H”なので全立ちは5本)の圏内。携帯に比べて出力の弱いPHSは山間部では弱い筈なんですが、こんな上まで届くようになっているんですねぇ・・H”恐るべし!

 登りがあれば降りもある。途中、大門前の甘酒茶屋で冷たい甘酒なんぞを飲みつつ1368段もの階段を降りて駅に向って歩いていると、温泉の日帰り入浴の看板を発見。汗もかいたし、お風呂に入っていこう!という事で「ことひら温泉琴参閣」へ向います。
 入浴料1200円(タオル付き)を払って中に入ると・・とても広くて綺麗な温泉です。施設は数個の浴槽(ジェット付き、展望付きなど)、露天風呂、打たせ湯、薬湯、サウナなど。
 お昼時にお風呂に入る人は少ないのか、利用者は数人だけでほとんど貸切状態。陽光の下の露天風呂をゆったりと満喫しました。

 温泉で休養後、琴平駅到着。この時点で4時間ぐらい時間の余裕があります。計画では善通寺になと行ってみようかと思っていたのですが、少々あるかないと行けないらしく、なんか気が萎え気味。
 なんとなく時刻表を見ていると、岡山行きの特急「南風」が手頃な時間にやってくるようです・・瀬戸大橋を渡って、児島で引き返してくればちょうどいい時間になりそうなので、予定を変更して瀬戸大橋観光に切替えます。

 瀬戸内海の眺望を楽しみつつ、列車は児島へ。とりあえず、児島に降りて見ましたが、なんにも無い所なんですねぇ・・いや、それなりの街があるんですが休日のせいか妙に生気に乏しい感じがしました。
 瀬戸大橋の遊覧船がありましたが時間的に少し苦しくなるのでパス、結局、瀬戸大橋架橋を記念して建てられた「橋の博物館」を見てみる事にします。
 駅から徒歩10分、「橋の博物館」は瀬戸大橋だけではなく古今東西の橋の模型やパネルが展示された、なかなかよく出来た博物館でした。
 ここで印象的だったのがリアルト橋の模型。模型は半分だけで、後ろに鏡が置いてあって、残り半分が補間されるという、なかなか独創的な模型でした。

 再び児島から瀬戸大橋を越えて坂出へ。ここからフェリーの出ている新居浜に向うのですが、1時間ほど列車待ちが発生するのでお弁当を調達。
 坂出の駅弁をあてにしていたのですが、時刻表を見ると「弁」マークが入ってなかったんですよね・・コンビニ弁当では寂しいし、車内販売やフェリーのレストランに期待するのもどうかと思ったので、何かないかと、駅前のサティに行って見ると・・・「北海道物産展」なんぞやってました。
 四国に来て北海道ってのも変は話ですが、ウニとかイクラとか大好きなので、「北海道ちらし寿司」(1000円)を購入して車内で食べましたが、たいへん美味しかったです。

 今晩は船内泊