航海日誌



8月23日

 インターネットをうろついていたらこんなソフト(Sensiva)をみつけました。
 マウスをドラッグして、その軌跡でコマンドを実行するというソフトで、たとえば、Windowsデスクトップ上で「W」の形にドラッグすると WORD.EXE を起動するとか、斜め下にドラッグすると「最小化」などができるというもので、実行コマンドや図形のカスタマイズも豊富でいろんな事ができます。
 マウスをさっと動かすとコンパイラが走ったり、デバッグ実行したり、いろんなウィンドウがひらいたりで、なんだかファンタジー世界の魔術師のような気分。

 「Sensiva」はマウスによる二次元ベクトルだけですが、棒か何かにセンサーつけて三次元ベクトルを認識できるようなソフトが出てくれば、より魔術師っぽいですが、どっか作りませんかね・・・
 指先を認識して「印」でコマンドを指示するってのも渋そうです。全身の動きで表現するのも作れそうですが、みんなが使い出したらうっとおしくて仕方ないかも知れません。
それに、この手のものはハタ目に相当異様なので認知されるまでが大変ですよね。コンピュータの前で踊ったり、怪しげなバトンを振りまわしているような技術者を仕事を頼みにきたお客さんがみかけたら、そのまま帰ってしまうかもしれません(笑)


8月20日

こんなの 15日からいきなり仕事(つーか、本当は夏休み無しなのを無理してコミケ休みをとった)の為、ほおっておくと腐ったりカビが生えてくる危険のあるお土産とか着替え(笑)以外の本だとかCDはそのまま手付かず。おまけにコミケ前から中断している新サイトつくりとか名雪フィギュアの彩色とかプレイ途中のゲームとか、山積み。ようやく週末で時間がとれたらとれたで「DUNE」(長尺盤)を通しで見たり、こんなの(←)生産してて、コミケの後処理全然進まず(笑)

 「こんなの」といえば、もうTCGには手を出さない予定だったのですが、「なに、大槍さんが書いてる?じゃ、とりあえず5パックだけ・・」と購入したところ、『メイド服・真琴』と『セーラー服・栞』ゲット。うーん、気合の勝利・・(あと、『ドレス・佐祐理』があるけど、まあ、私的にさほど重要なキャラじゃないし・・)。
 ちなみに、「こんなの」はカードを蛍光アクリル板と透明アクリル板に挟んでネジ止めしたもの。カットしてある素材を使えば後はネジ穴をあけるだけ(ピンバイスで簡単に開く)の簡単工程な割りに見栄えが良いです。写真の奴は壁掛けの予定だったので脚はついてないので、机上に置くときは脚も作らないといけませんけどね。

8月14日

 作戦日最終日、鉄路で伊豆半島に向かい下田よりTSLに乗船、清水で下船後、再び鉄路で大阪に帰還、これを以って夏季作戦の完了とする。

 座席はリッチにグリーン車。グリーン車などブルジョワ階級による搾取と腐敗の象徴であると思っていましたが、実際に乗ってみると非常に楽。数千円余計に支払う価値は充分にあるので、機会があって資金が許せば積極的に利用しています。・・が、今回は最悪。車両は座席が左右2列の従来型なの残念ですむとして(新型は1列2列になってて、列車によってはパーサーのお姉ちゃんのドリンクサービスがあったりする)、隣のガキが煩いなんてもんじゃない。旅行に出て舞上がるのは判るし、騒ぐななんて言わないけど、飛び跳ねたり泣き喚いたり、私の荷物にダイブしたりはしないでくれ・・親も注意せんか、馬鹿もんが・・・
 下田着。なにやらお祭り中。「豆州下田郷土資料館」の解説によると、大阪の陣参陣を記念して始まったおまつりだとか。私は大阪の人間ですが、どこにでも「繋がり」ってあるもんですねぇ・・・そーいえば、今回、下田に来たのはTSL乗船が目的ですが、下田といえば開港の地、ロシアの使節プチャーチンも来てます。ロシアといえば・・・ターニャ〜〜ほんと、どこにでも「繋がり」はあります(笑)

 下田からTSLで清水へ。下田の史跡とTSLはあとで作戦記録を立てますが、TSLは美しい太平洋と思ったより揺れたけど、揺れなかった事(つまり、揺れないと聞いていた割には揺れたけど、40ノットというスピードを考えると全く揺れてない)と、後ろの席に座っていた煩いガキ(来しなのガキとは別物)が出航後、少々揺れたあたりから急に静かになり、「ははぁ・・酔ったな。いい気味じゃ」と人の不幸を喜んでしまった自分に少々嫌気がさしたりした事が印象的でした。
 清水からJRで静岡、静岡から大阪へ・・夕飯は静岡駅前のデパートでお弁当を買って新幹線で食べたのですが、こういう所で買うほうが駅で買うより安上がりで美味しいのでお勧めです(駅弁は駅弁で旅の醍醐味のひとつなので捨てられないのですが・・)

 
8月13日

 作戦3日目、本攻撃。ただし、天候および前日の戦訓より払暁攻撃は中止、1000よりの攻撃としてゆりかもめで会場へ・・。有明駅到着0945、入場は1045。天気が悪かったから人が少なかったのかも知れないけど、「煩悩日」でこれって事は、払暁攻撃なんか必要ない気がしてきました。朝から並んでいた人は強烈な風と雨でエライ事になってたみたいだし・・
 それにしても、西エントランスがゴミで酷いことになってました。人が増えるにつれて古き良き時代は去り、年々酷くなって行く・・インターネットと同じ?

 さて、今日の第一攻略目標は「INK POT」。思えば晴海時代から、煩悩日の第一攻略目標が「壁」だったのって始めてかも・・列の目測を誤って隣のサークルに並んでしまうという馬鹿なことをやったりしましたが、無事購入。このサークルは「北へ。」関係(原画&キャラデザの人)で今回初めてチェックしたのですが、家でゆっくり読んで見ると、どーもこの人の漫画、他にも持ってるかも・・週末にでも探そうかな・・
 続いて「北へ。」総当り、メカミリを見て、リーフ系を少々覗いてとやってると時間はお昼過ぎ。小休止の為に館内のレストラン「ニュートーキョー」で昼食。内容の割に相当高いのですが、並ばなくても冷房の効いた椅子席でご飯が食べられるって、晴海時代から考えると夢のよう(笑)
 3時ぐらいまで会場にいて、それから撤収。復路は水上バスで浜松町へ。初日の往路は東京駅から急行バスだったので4大アクセスを2日で全て使った事になる。(主要アクセスとしては他にタクシーがあるけれど・・)
 今日も上京中の友人達とカラオケ大会。昨日とうってかわって「歴史系」に軸足を置いておかしな方向に走っている連中なので曲目が全然違うのがいとおかし。
 ここで「列無き方に列を付け 馬鹿の横入り打ち毀ち 雨と飛び来る人波を 身に浴びながら整理して 行列作るスタッフの 功労何にか喩うべき」とか「ここは御国を何百里 離れて遠き有明の 赤い夕日に照らされて 友は野積みの本の下〜」などと馬鹿げた歌を歌ってたのですが、まさか本当に将棋倒しが起きてたとは・・・なんか、リーフが来てない割には東館の外周が妙に空いているとは思ったけど、西に吸引してたのね・・

8月12日

 帝都遠征作戦2日目、前哨戦。「超人気サークルは徹夜組やチケット組に抑えられてるし、そうでないなら有明会場はキャパが大きいので割と早く入れるので、あまり早朝から並んでも意味が無い」という話を聞いたので、とにかく試して見ようと払暁攻撃は行なわず、1000頃に攻撃を開始すべく朝風呂など入り、朝食も摂って出征・・ゆっくりしすぎて会場到着は1030、ところが、そのまますいすいと行列は進み入場は11:05。
 西から入った事だし、先に企業ブースに向かう。調子に乗ってDVDアニメを買ってしまったり(大阪に帰るまで見れないのだから、大阪で買えばいいのに・・)財布にダメージ1点。ハマリ中の「北へ。」の画集とUFOキャッチャーのフィギュアもみつけるが、どっちも既に持っているのでパス。
 続いて東に移動。同人ソフトなどを選びます。パソケ時代の乱造イメージが残っていたのでCG集は避けてきたのですが、本だってCG入稿する時代という事でCG集なんかにも手をだしてみました。

 1300撤収。TWRを使って新木場に脱出、一端ホテルに戻って体勢を立て直した後に靖国神社参拝に出発。
 拝殿に向かうと、私より3〜4歳ぐらい若い男性が参拝されていましたが、完璧な二礼ニ拍手一礼。私なんかよりずっと綺麗で自然なフォームに思わず見とれてしまいました。神社に行くと非常識な人ばっかり見かけるのでうんざり気味なんですが、日本もまだまだ大丈夫ですね。
 続いて就遊館。特別展は「英霊ノ言乃葉」。私が上京の度に靖国神社を訪れるのは歴史を、英霊を嘲笑するような真似をしていないか自省する目的が主なのですが、もうひとつ、遺言集というべき「英霊ノ言乃葉」なる冊子を買うのも目的なのです。今回の特別展はこの特集・・父母に妻に子供に、全ての日本人に残したメッセージ・・展示物を見ていると案の定、感極まって目頭が熱くなってしまいました・・・自分は何をやっているのか、日本はどうなったのかなどを省みると、「ごめんなさい」としか言い様が無いのが大変哀しかったです。

 靖国神社を後にして神保町の文華堂へ。コミケ以上に危険な地となりつつあるこの古書店で北繋がりで「旭川第七師団」などを購入(笑)  そうこうしているうちにひゅぎぃさんとこのOFF会の時間が迫ってきたので集結地の東京駅に移動。赤坂のアンミラでお茶して、カラオケ行って1日の予定終了となりました。


8月11日

 帝都遠征作戦1日目。今日はコミケには行かず、新横浜を経由して横浜港へ。
 桜木町に向かい、練習帆船<日本丸>を見学、続いてマリンタイムミュージアム、赤レンガ倉庫、開港資料館などを経て山下公園の氷川丸、マリンタワーなどを見学。(詳細は作戦記録の方に書くと思います)
 大桟橋には<飛鳥>が停泊していました。横浜港で<飛鳥>に出会ったのは2回目ですが、一度ぐらいは乗客として出会いたいもんです(笑)
 手近の桟橋に目を向けると曳船が連なって停泊していましたが、何気に船名に目をやると<YAMATO><NAGATO>・・他にも出雲だとか赤城だとか、やたらと立派な名前が・・1隻だけ丸シップもいました、<浅間丸>。完全に名前負け・・(笑)

 横浜を満喫した後は鉄路東京へ、宿営地は浅草。かつては靖国神社前の「九段会館」を利用していましたが、最近は浅草の「浅草ビューホテル」がお気に入りです。
 設備は古いし、有明との交通もあまり良くないのですが、お兄ちゃん(お姉ちゃん)が荷物を部屋まで運んでくれる等、ちょっとグレードが高くてハイソな気分になれるし、運がいいといい部屋にグレードアップしてもらえるし、「檜風呂」なる大変気持ちの良い施設があるのがお気に入りの理由。

 長旅&炎天下に港をうろうついて疲れたので「檜風呂」に入ってゆっくり休みます・・


 2000年 4月 5月 6月 7月