航海日誌


9月27日

 某メール新聞に『「不倶戴天の覚悟と思いを込めたもの」と日立の庄山社長』というヘッドラインが。
 うーむ、倶に天を戴かず・・つまり、相手が潰れるが、自分が潰れるかするまで闘うという意思表示か・・日本の大企業のトップにしてはえらく過激な事を言うなぁ、でも日立がどこと戦うというのだろう?・・と記事を読みに行くと「不退転」の誤字でした(笑)
 ある程度、意味が通るだけにおかしかったです。しかし、日立の「不退転」の覚悟の想いを込めたのが「i.e.HITACHIプラン」なるスピードアップと高度情報化をベースにした中期経営計画だそうですが、やっぱりネーミングが・・・流行りの「i」とか「e」ですが、両方つけんでも良かろうに。だいたい、両方つけたらマイクロソフトのブラウザでは・・(余談ですが、これは日立のプレイベートショーの講演の記事だったようですが、庄山社長の次に講演したのはマイクロソフトの古川社長・・・)
 それとも、世間では未だ「i」とか「e」が付くとかっこよくて、私がひねくれているだけなんでしょうか?

9月23日

 最近、猫も杓子もインターネットに走る為に怪しげな会社なんかも増えて名前に「ドットコム」とか「i」とか「e」とかが付いていると、「かっこいい」というより「いかがわしい」という感じが強くしてしまう今日この頃。
 そんな中、日本政府は素晴らしい構想を打ち出しました。国民全てがITに関する技術・知識を共有し自由に情報交換できる日本型IT社会を目指す「E−ジャパン」構想。もうちょっとネーミングは何とかならんかったんでしょうか・・・

 ちょっと話は飛びますが、私は日の丸・君が代を国旗・国歌にする事に賛成しています。日の丸については、歴史的なものや精神的なものより、『視認性が高く、他と混同される可能性も低い』という、国旗本来の機能である識別記号としての性能を評価しての積極的支持ですが、君が代については、変えるのなら新しい国歌が必要だが誰が作るのか?という事で「歴史的経過や歌詞が現状にマッチしていない」という君が代のマイナス面と「政府や有識者のセンス」を比較した結果、君が代の消極的支持をしていますが、やっぱり私の判断って正しいみたい、なんて思ってしまいますね・・・


9月12日

 今日は水路記念日。海上保安庁水路局の前身である海軍水路部のさらに前身である兵部省海軍部水路局が開庁したのを記念して制定された日で、海軍関係の数少ない「生き残り」のひとつです。
 まったくのゼロからのスタートで、海図作成に必要な測量だけでなく、天文観測や印刷技術の改良など何から何まで手探りで積み上げて行った水路局(水路部)129年の歴史というのは、派手さはないものの、趣き深いものがあります。そのうち海陽雑記でとりあげようかな?

 今日は毛利さんが宇宙に行った事を記念する宇宙の日でもあります。海に乗り出した日と宇宙に乗り出した日は同じなんですね。


9月8日

 なんばの「とらのあな」で同人誌あさり。夏コミ本の棚で「皇国の守護者」本を見つける。
 なんでこんなところに?と手にとって見ると・・・ふたなりエロパロ・・・うーん、世の中なんでもあるなぁ。もともと佐藤作品はif戦記の中では男女描画が多い傾向があり、中でも「皇国の守護者」は主人公・直衛がナニする時に相手の首を締める嗜好があったり、副官が両性具有者で、実際にそういうシーンがあったりと「下地」は充分なんだが・・

 注:オリジナルの「皇国の守護者」は魔法やら龍やらのファンタジーが入った産業革命前夜ぐらいの文明レベルの世界で繰り広げる異色の仮想戦記。作者の佐藤大輔は緻密な設定と独特の人物描画で魅せる人気if戦作家ですが、以前に比べて設定がおかしかったり、不自然な展開があったりするので、自由に描けて人物描画や設定が活かせるこっち方面の話の方が向いていそうな気もします。



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