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北へ。とフェリーと温泉と
12/29
大阪→敦賀
12/30
敦賀→小樽
12/31
小樽→札幌
1/1
札幌(終日)
1/2
札幌→函館
1/3
函館(終日)
1/4
函館→大阪

Xプラス2日(1月2日)

北海道庁旧本庁  
旧道庁。通称赤レンガ。
時計台  
時計台
狸小路  
狸小路
ポプラ並木(北海道大学)  
北海道大学のポプラ並木
立入り禁止の筈なのに足跡があります。
スーパー北斗(キハ283)  
283系スーパー北斗。
正真証明の「汽車」なので北海道の人も安心(謎)

 1月2日(晴)。札幌観光&午後から函館へ移動。昨日は転倒と吹雪で満足に札幌を見て廻れなかったので、函館行きの列車の時間まで札幌の名所を見物する事にします。
 朝風呂入って、朝ご飯食べて、ホテルをチェックアウト。大変居心地の良いホテルだったので、札幌に来くる事があればぜひまた泊まりたいです。
 とりあえず、札幌駅のコインロッカーに荷物を預けて札幌中央部の観光開始。

 まず訪れたのが赤レンガで知られる旧道庁。夏に琴梨ちゃんに案内してもらって来たし、冬もみんなと来ました。薫さんいわく、道庁といえば爆破事件だそうです。
 中身は休館らしいので、まわりをぐるっと見て廻る事にします。琴梨ちゃんとキタキツネを見つけた池を発見。ここって完全に街の中なんですが、本当にこんな所までキツネが出てくるんでしょうか?だとすると、北海道のキツネって根性ありますね。

 続いて時計台。札幌のシンボルというべき有名な観光地ですが街中のビルの合間にあり、イメージと大きく異なる事から「日本3大がっかり」に数えられたり、ニセモノと思って前を通過していったという話も聞きます。
 時計台から南に行くと大通り公園。夜には幻想的な美しさのイルミネーションも昼間に見るとちょっと頼りない感じ。

 そのまま南にいくと、冬場は熊が出没して観光客が毎年2・3人は犠牲になるという狸小路(爆)
 とりあえず端から端まで歩く事に。当然、熊は居ませんが、大阪者の私にしてみりゃ道路の氷が怖い。アーケードの中は大丈夫として、車道は降った雪が圧縮されて氷になっているので横断歩道が怖い。
 まあ、私は昨日ゲットした新アイテムのお蔭でそんなに心配は要らない・・筈だったのですが、横断歩道を横断中、隣を歩いていた人の姿が突然消えたと思ったら、次の瞬間に襟首を掴んで引き倒され、さらにふんばった足を見事に払われて3回目の転倒、というより、どこからか「一本!」の声が聞こえそうな見事な投げ技。
 何が起きたのか判らずパニックを起しそうになったけど、となりで転んでいる中学生ぐらいの女の子と酷く慌てている中年の夫婦らしい男女を見て却って冷静に。要するに、その子が滑って、私を道連れに転んだらしい。
 当然、相手は恐縮して、怪我とかクリーニング代とかの心配をしてましたが、転ぶのも3回目になると慣れてくるのか、どこも痛めてなかったし、服は昨日、水溜りに落ちた時にとんでもなく汚れているので気持ちだけ受け取っておく事に。

 丁度お昼になったので、ラーメン横丁へ。「北海軒」は架空のお店なので、入り口のところにあった「華龍」なるお店で妥協(笑)。
 味はまあまあ。不味くもないけど、大騒ぎするほどでもない、普通の美味しいラーメンって感じ。まあ、所詮、観光客や酔客相手の商売でしょうから、こんなもんなんでしょうかね。

 続いて国道36号線を東に移動して須貝ビルへ。琴梨ちゃんと鮎ちゃんとカラオケに来た場所。作中では「ゲーセン→カラオケの二段活用」なんて言ってましたが、他に映画館やインターネットカフェもあるようで1日中でも遊べそうです。
 そこからさらに東に行って、創成川を越えると二条市場。葉野香とラーメンのアイデアを考えにやってきた場所。元々観光地化の傾向のある市場だそうですが、正月という事もあったのでしょう、完全にカニ一色でした。札幌でカニが取れる訳じゃないのに、ちょっと変な感じです。

 再び創成川の西側に戻ってビートルバム。ここも葉野香ときた場所です。進め方次第では冬編で女の子に告白する事もできます。残念ながら正月休みだったので次へ。
 四丁目プラザ。梢ちゃんにリブレットとロイズの生チョコを届けた場所。新春バーゲンでしょうか、大量の人が出入りしてました。
 しかし、地元の人達って凄いです。転んだら足がもげるんじゃないか?と思ってしまうような厚底のブーツでも氷結した道路をサクサクあるいて行きます。なんだか足元が危なそうなおばあさんも氷の影響は受けてないみたいだし、なんか、本州の人間には知り得ないような秘密の歩法でもあるんでしょうか?冗談抜きで、雪に残る足跡の形が私のと違うような気もします。私の足跡は踵の部分が崩れているのですが、こっちの人の足跡は崩れてないんですよね・・つま先で歩いているのかな?

 駅方面に向けて移動。途中、雪印パーラーで「ロイヤル・スペシャル」を食べる。「皇室向けに特製された」などと大層な能書きがついた、16%という高い乳脂肪分が特徴のアイスクリーム。味は・・強烈な牛乳の味。コクがあって濃厚なのに全然しつこくない。本当に美味しかったです。
 流石にアイスクリームを食べると寒くなってきたので、札幌駅前のLOFTに避難。なんでロフトかというと・・もうお分かりですよね、ここもゲームに出てくるんです。

 札幌駅を通りこして北海道大学へ。まずはクラーク像。街中と違い人通りが少ないせいか、道が雪の中に消えていたり、逆にカチコチに凍っていたりと大変でした。
 それにしても広い大学です。もし、私になんかあって倒れても、見つかるのは春になってからかも知れません・・・
 クラーク像からポプラ並木へ・・前の方にポプラの並木があるのですが、看板は左を差してます。「動物のお医者さん」に出てきた「ポプラの並木だけど、ポプラ並木じゃない並木」のひとつでしょうか。
 ポプラ並木。倒木の可能性があるので通行止めになっていて、「見学者は横から見てね」みたいな看板がありました。並木の横には、なんだか獣道のような誰かの通った後があったので入ってみましたが、だんだん細くなっていって、最後は雪の中に消えていました・・・

 そろそろ列車の時間なので駅に戻ります。飲み物、駅弁、おやつなどを買ってホームへ。
 今回利用したのは「スーパー北斗7号」。スーパー北斗は千歳線・室蘭本線経由で函館と札幌を結ぶ特急でJR北海道の誇る「電車よりも速い」281系および283系の気動車(ディーゼル車)を使用しており、去年までは表定速度日本一を誇っていました。
 この列車の特徴は振り子。写真の283系の先頭車両にも「FURICO」のロゴが入っていますが、要するに列車がカーブに差しかかった時に車体を揺らして遠心力で外側に飛んでいくのを防止する事で高速のままカーブが通過できるようにした仕組です。
 本州でも「あずさ」や「オーシャンアロー」などで採用されていますが、この方式、速くなるのはいいのですが、左右に車体が揺れる為、『船酔い』を起す事があるので乗物酔いする人は要注意です。
 今回もグリーン車利用。当然3列シートでオーディオ完備、ツインクルレディー(パーサー)のお姉さんのドリンクサービスも付いてます。

 ぐんっ、という気動車らしからぬ力強い加速で札幌駅を出発。ThinkPad i1124 を取り出して札幌で撮影したデジカメ画像の整理なんぞやってると、隣に座っていた中年ぐらいのおじさんが「えっ、ThinkPad って持ち運んで使えるんですか?」と驚いている。
 「いったい何いってんだ?」と不信に思いながら話をすると、どうやらパソコン初心者で、家で仕事をする為にパソコン買ったけど、使い方が判らないという(使い方は判るけど、使えるようにする方法〜企業などでは管理者や便利屋が行なう部分〜が判らない)、典型的なケースらしく、「ノートをバッテリー駆動させる方法」「インターネットプロバイダと契約する方法」「表計算ソフトやワープロソフトの導入方法」などを聞いてきました。
 しかし、その状態で自分の買ったパソコンを「ThinkPad」だと覚えてたもんですよ・・

 隣の人にパソコン講習をしたり、お弁当(カニ寿司)を食べたり、音楽を聴いたりしているうちに函館駅到着。時間も遅いのでホテル直行。
 旅の目的のひとつが「温泉」なので、函館での宿は当然、湯の川温泉。冬編に出てきたのは平成館はシングル宿泊を受け入れてないので、シングルを受けいれていて、それでいて温泉ホテルしている所・・という事で湯の川プリンスホテル渚亭にしました。
 客室は温泉ホテルには珍しい洋室シングル。部屋はシングルとしてはかなり広い目なんですが、部屋の形状や部屋の真中に柱がでっぱっていたりして印象的には広いという感じはありませんでした。
 あと、クローゼットのハンガー掛けの位置が変に高いところにあったのが謎でした。身長167cmの私でやっと届く程度だったので、背の低い女の人なんかはハンガーが使えないんじゃないかな・・・

 このホテル、当然ながらウリは温泉。早速、露天風呂付きの大浴場へ・・砂浜に面した露天風呂は快適そのもの。時期が悪いので漁火は見れませんが、雪の中を潮騒を聞きながら温泉に入るというのは快適そのもの、函館観光なんかやめて、1日中はいっていようか、なんて考えてしまうぐらい気持ちよかったです。
 風呂上がりは部屋で北海道限定のビール、サッポロクラシックなどやって、安上がりに良い気持ちで1日が終了しました。

 明日は1日函館観光。ベイエリア方面を散策の予定