航海日誌


3月25日

 またまたソロモン。キャンペーンがさくっと終わった後も単発シナリオをちまちまと遊んでいた訳ですが、「北海道繋がり」で手を出した「アッツ島沖海戦」で凄い事になったので、その記録を書きます。

 ちなみに「アッツ島沖海戦」は大したビジョンもないまま占領してしまったアッツ島とキスカ島を成り行きで維持していたら火がついていしまい、守備隊が大ピンチとなってしまったので戦闘艦艇を護衛につけた強行突破輸送を行なった所、うまくいったのでもう一回やったら今度はアメリカ軍に待ち伏せされたという、「成り行きと前回通り」を旨とする日本軍の戦争指導の縮図のような状況で発生しました。
 ところが、日本軍は第5艦隊の主力である重巡<那智><摩耶>、軽巡<多摩><阿武隈>に駆逐艦4隻(吹雪級2、白露級2)を投入したのに対し、連合軍は第16任務部隊の重巡<ソルトレイクシティ>、軽巡<リッチモンド>、駆逐艦4隻(ファラガット級2、リバモア級2)と待ち伏せした連合軍の方が質・量ともに劣勢で、しかも、戦闘中に<ソルトレイクシティ>の缶に海水が入って機関が停止するという事故まで起こって連合軍は逃走、日本軍が追撃する形となり「太平洋戦争最後の日本軍のワンサイドゲーム」(ルンガ沖夜戦は17年11月)になりえた筈なのですが、何故か日本軍の砲雷撃は全然命中せず、逆に撃ち返した砲弾はボコボコ当たり、大損害を被るという納得いかない結果に終わっていますが、ゲームでは・・・

 単縦陣で戦域突入。指揮官先頭は日本海軍の伝統ですが、ここは駆逐隊に「触角」の役割を与えて、左右に展開、重巡部隊を中央にした三叉の銛のような陣形に組替え30ノットで航路を切り開き、輸送船は最大速力(20ノット)で後ろから追わせます。本来なら、輸送船に直援艦をつけてやりたい所ですが戦力に余裕がないので、廻り込まれたらその時はその時で諦めることにします。

 部隊の右翼を進んでいた第21駆逐隊が<リッチモンド>が7500mで同航しているのを発見。アッツ沖は昼戦の筈なんですが、何故かこのゲームでは夜戦扱い、その上米艦はレーダー未搭載扱いなので、日本軍の視認距離(8000m)と連合軍の視認距離(6000m)の間のこの距離では日本軍の一方的砲撃となります。
 駆逐艦の主砲なんぞ13cmの豆鉄砲ですが、オハマ級の軽巡にはそれなりにダメージがいきます。その上、珍しく雷撃が命中して<リッチモンド>撃沈。
 次のターンには続航する<ソルトレイクシティ>を発見。流石に重巡に13cm砲では無理かとも思ったのですがとりあえず一方的攻撃だから・・と撃ってみると巧いこと火災を発生。こうなると、こちらから丸見え、他の艦も砲撃できるようになり、次のターンに集中砲撃を浴びせて撃沈。

 さらに進むと今度は左翼の第6駆逐隊が米駆逐艦部隊が前方を横切っているのを発見。そのまま回頭して7000mで同航する事に成功。最後尾の<モナハン>を砲雷撃してこれを撃沈。そのまま<デール><コクラン><ベイリー>と後ろから順に第6駆逐隊の砲撃→火災→集中砲撃のパターンに嵌めて全滅。

 この海戦で日本軍は「一発も撃たれずに連合軍艦隊を全滅させる」という凄い一方的勝利。南太平洋ではレーダー射撃で似たような事をやられてますが、もし連合軍のレーダー装備が2年遅かったら、あるいはSCレーダー程度のものしか実用化できなかったら、ソロモンの戦いもどうなってたんでしょうかねぇ・・

3月21日

 第4ステージ(昭和17年11月)。第2艦隊より第4戦隊(高雄級x3)到着。
 これに久しぶりに全艦揃った第6戦隊(古鷹級x4)、応急修理の成った<金剛>と旧式軽巡の第18戦隊(金剛+夕張+天龍級x2)を主力、例によって第4水雷戦隊(由良+神風級+睦月級x2)を前衛、第15駆逐隊(甲型x4)と第19駆逐隊(吹雪級x3、甲型)を輸送部隊としてよたび突入。
 今回は主力艦は三式弾を半数、輸送部隊の駆逐艦は全物資。米軍の出方によってはヘンダーソン基地を潰滅させ、戦闘に終止符を打つ考慮にいれての布陣です。

 順当に第4水雷戦隊が会敵。まず、探照灯照射を行なった<夕凪>が船体中央に40cm砲弾を受けて爆沈、照射を続行した<由良>は主砲が誘爆、艦橋も吹き飛ばされて高間提督戦死、航続の<卯月>も大損害を被り第4水雷戦隊は潰滅。
 しかし、4水戦の犠牲は無駄にはしません。8門の36cm砲と54門の20cm砲が連合軍を圧倒、たちまち<サウスダコダ><ミネアポリス>大破、<ニューオリンズ>撃沈。
 ここで日本軍の失点、<ボイス>を軽巡だと軽くみて第一撃の対象から外してしまったのです。実際は<ボイス>の属するクリーブランド級は軍縮条約の関係で産まれた超軽巡、我が方の最上級に相当する艦で軽くみるべき艦ではないのです。12門づつの15センチ砲と12センチ砲をくらい<青葉>と<衣笠>が大破。特に15センチ砲を浴びた<衣笠>は方々が誘爆して浮いているのが不思議な状態となったので隊列から分離して退避させます。また、<サウスダコダ>の最後っ屁が<摩耶>に命中、後ろ半分を破壊していまいますが、大局は変らず戦艦1、巡洋艦3撃沈となりました。

 一方、米駆逐艦部隊8隻がサボ島を廻り込み、後方の輸送部隊に攻撃をかけてきます。しかし、輸送部隊に身を窶し、雷装していないとは言っても世界に艦たる日本水雷戦隊の華の特型と甲型ですから果敢に反撃を敢行、壮烈な砲雷戦となりますが、一段落ついた主力の長距離砲撃もあって全艦を撃退する事に成功、こちらは<高波>が雷撃をうけて大破、<黒潮>は弾庫誘爆で前半分喪失、<早潮><陽炎><磯波>が若干の損害を受けました。
 以上で水上戦闘は終結、危険の無くなった日本艦艇はヘンダーソン沖に再集結し、残弾をヘンダーソン基地に叩き込み、基地は完全に潰滅しました。

 もはや日本陸軍部隊による総攻撃を跳ね返す力は連合軍に残されてはおらず、ガダルカナルの米軍の命運は尽きました。これは反攻作戦「ウォッチタワー」がその序章で崩壊した事を意味します。
 ソロモンの失陥により米豪は分断され、オーストラリア・ニュージーランドの動揺は避けられず、連合軍の戦争計画は修正を迫られる事になるでしょう。さらに、この時点で太平洋に稼動空母を持たない米海軍は日本軍に次の攻撃を阻止する事は相当難しくなっており、アメリカの世論も沸騰する事が予想されます。
 もちろん、このまま戦争が続けば結局は圧倒的な物量の前に史実どおりの結末は間違いなく、ガ島の悲劇がサモアだかフィジーで再現されるだけの話でしょう。しかし・・この好機を巧く活かせば、あるいは・・・・(ソロモンキャンペーン・完)

 と、しばらく連載する予定だったソロモンキャンペーン、さくっと終わってしまいました。
 難易度設定で連合軍の砲撃命中率を低く設定したのが勝因でしょうか(いや、これが高いとアトランタ級やブルックリン級が悪鬼の如く強くなって手が付けられなくなるんです・・)

3月20日

 今日は風邪ひいてダウンしていた間、部屋が散らかりたくっているのでその片付け・・部屋片付けるのって苦手なんですよね・・すぐに脇道にそれて本読んだりしちゃうし・・
 まあ、ぽけぽけと半年計画ぐらいでゆっくりやります(笑)

 あと、サイトのトップページ(プライマリのみ)を換えて見ました。前の奴は5年ぐらい使っていたのですが、最近の回線高速化の現状から、ちょっと派手にしてもいいかな?と思ったのですがどうでしょう?機能的には前の奴の方がラストアップデートを表示するぶん、上なんですが・・やっぱりラストアップデート要りますかね?
 御意見などありましたら、メールなり掲示板なりに書いてもらえると嬉しいです。


 さて、ソロモンキャンペーン・・

 第3ステージ(昭和17年10月)。第2艦隊より増援の第3戦隊到着、待望の戦艦<金剛><榛名>の登場。第1ステージで撃破された第6戦隊の重巡3隻も復帰。諜報員の報告によると連合軍も戦艦が増強された模様。戦艦対戦艦、いよいよ決戦の時がきました。
 戦艦を有効に活用すべく、第3戦隊と第18戦隊に1隻づつ配備、かわりに第18戦隊の<夕張>を第3戦隊に移動、戦艦と軽巡でコンビを組ませ、これに警戒用(損害担任用)の第4水雷戦隊(由良+睦月級x2、神風級x1)を付けて前衛とし、第6戦隊(古鷹級x3)を後衛、搭載魚雷数の多い甲型の第9・第15駆逐隊をネズミ輸送部隊として三度ソロモンへ・・・
 またしても敵に先手。駆逐艦からレーダー射撃を受けます。所詮13cm砲の長距離射撃なので損害は気にするほどではない筈だったのですが、よりによって<榛名>が火災発生。敵から丸見えになってしまいます・・・次に飛んできたのは40cm砲弾・・新型戦艦だよ・・<榛名>は艦橋を吹き飛ばされて栗田提督は戦死。
 長距離戦は不利なので突入して乱戦へ・・こちらが目標を分散させ、敵艦隊の戦闘力を削ぐ事に注力したのに対し敵はこちらの戦艦を集中攻撃。どっちが良いとも言えないのですが、今回は戦艦の撃たれ強さが発揮され<榛名>が無事なのは機関部のみという大損害を受けて戦闘不能となり、<金剛>も少々やられたものの、こちらは巡洋艦<ジュノー>を撃沈、<ワシントン><ノースカロライナ><ペンサコラ>の戦闘力をほぼ奪う事に成功。
 こうなると勝敗は決したようなもの。解き放たれた猟犬の如く駆逐艦が突入、燃え盛る敵艦を雷撃で始末しました。もっとも、腐っても戦艦、ただ1基残っていた<ノースカロライナ>の40cm砲に<夏雲>が捕らえられ、鉄底海峡のリストに名を連ねてしまいました。(佐藤司令戦死)
 その後、飛行場砲撃と物資投下を実施しますが、海戦で時間をかけすぎた為に十分な攻撃はできず・・ソロモンを巡る戦いはまだ続きます。

3月19日

 ソロモン海で戦闘開始(「激闘!ソロモン海戦史DX」)
 7年ぐらい前に出た「激闘!ソロモン海戦史」のWIN移植版でして、当時としても地味なソフトでしたが、殆どそのまま移植されたもんだから、Excelの方が派手なんじゃないか、って思うぐらい地味です。
 でも、無茶苦茶面白い。ゲームがしっかりしていると、小さなドットや文字中心で臨場感も何もあったもんじゃない画面でも、頭の中でちゃんと漆黒の海面を疾駆する艦隊、闇を切り裂く探照灯の光芒、立ち上る水柱、炸裂する砲弾、蒼く伸びる雷跡などがちゃんと補間されてのめり込めてしまるってもんです。

 という訳で、ソロモンキャンペーンの日誌などをしばらく連載する事に・・

 第1ステージ(昭和17年8月)。史実どおり、第8艦隊が第6、第18戦隊と共に突入したのですが、敵に先手を打たれていきなり旗艦<鳥海>が集中砲火を浴びて沈没。三川提督戦死。
 しかし、第6戦隊と第18戦隊は砲戦距離7000mという理想的な距離(日本軍から見えているが、連合軍からは見えない距離)を確保、反撃に転じた結果、戦闘に参加した日本艦は、ほぼ全艦が何らかの損傷を受けたものの、連合軍の巡洋艦8隻を撃破する、史実並の大戦果を収める事に成功しました。

 第2ステージ(昭和17年9月)。損害が軽く巡洋艦は全艦が復帰できた第18戦隊に応急修理の成った<衣笠>を加えて第6戦隊を編成、旧式軽巡が多くて頼りないながらも巡洋艦部隊を再編し、第2艦隊から増援された第4水雷戦隊と共にふたたびソロモンへ・・
 向こうには重巡が増援で行っているのは確実。水雷戦隊の増援で頭数では勝っているものの、砲力ではこちらの主力が駆逐艦に毛の生えたような天龍型や<夕張>とあっては、どう考えても不利。
 撃ち合いは絶対に避ける必要があるので、損害担当艦戦術を取ることとし、白露級4隻からなる第2駆逐隊を敵陣に突入させ、残りの艦で包囲攻撃を行なったのですが、予想以上の大戦果。
 結局、第2駆逐隊は全滅(橘司令戦死)、<衣笠>も大損害を被ったものの、巡洋艦4隻と駆逐艦4隻を撃沈、ヘンダーソン基地にも若干の砲撃を行ないガダルカナル戦線の維持に成功しました。


3月8日

 ニュース系のWebサイトを廻っていると、アメリカで新種のワームが出てきたというニュースが。例によってOutlookのアドレス帳を使ったワームらしい。
 こないだは知らない間にテスト用のマシンにQaZが入ってたし、HYBRISも送られてくるし、住みにくい世の中になったもんだ・・と良く読んで見ると・・・私には関係ない話である事が判明。
 動作環境がどうとか、セキュリティがどうとか、私の防衛意識がどうとかという話じゃなくて、私の趣味の問題。本文が「Mywife never look like that! ;-)」、添付ファイル名が「NakedWife.EXE」なんてメールゴミ箱直行に決まってます。これが Wife じゃなくて *******(*1) とかだったら、もしかすると何かの気の迷いや好奇心に負ける可能性も皆無じゃないですけどね(爆)

*1 セキュリティと私の日常生活の両方の保護の為に公表不可


3月2日

 いままで使っていたPHS−J80(初期型)がメーカー調整が要るとか何とかな事態になったので、feelH”に替えるいい機会だったのでパナソニックのKX−HS100−Sに機種変更。
 私がこれをチョイスした最大の理由は大きさと形状ですが、この機種は売りはSDメモリカード対応というもので、私も何に使うという目的もないまま電話機といっしょに32MBのカードを購入しました。

 そこで、ふと思ったのですが私が持ち歩くメモリのサイズって結構すごいことになっています。
 PHSが32MB。ザウルス用のCFがアプリケーション用16MB、痕用(笑)が16MB、MP3データ用が64MBの合計96MB。デジカメ用(一部ノートのデータ移動用)のスマートメディアが4、8x2、16、32、64で132MBあるので、リムーバブルのRAMカードだけで260MBになり、私が最初に購入したHDD(X68000ACE−HDの内蔵HD)の13倍という凄い容量がポケットに収まる計算になります。
 うーん、技術の進歩って凄いですねぇ・・・



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