航海日誌


4月30日

 最近、また「ウイニングポスト5」(光栄)やってます。
 まあ、某所では色々と言われているソフトですが、差分ファイルも出てクラブも設立できるようになったようなのでプレイ再開。
 前回のプレイでは「金が無い→いい馬が作れない→金が無い」の悪循環で、零細馬産農家の悲哀が味わえましたが、今回はちょっと序盤の情報(最初に貰う馬はコンクラーベ00にすべきとか、ルビーヴェイルは絶対に購入すべきとか)があったので、経営が安定するところまで辿りつき、資金の心配をせずに本業とは別にお気に入りの血統(ニホンピロウィナー→ヤマニンゼファー)の保全と復興に力をいれれるぐらいにもってこれました。
 で、このゲーム、プレイヤーの行動をデータ化する機能があり、「幼駒」の項目では購入したり所有した幼駒の傾向が「馬体・スピード・スタミナ・評判」のグラフで表示されるのですが、なぜか馬体の値がどんどん減って行き、ついには四角形グラフが三角形になってしまいました。
 うーん・・・ギャルゲーの女の子の好みについては、そういう趣味が無いとは言いきれないのでは無いかと思う次第でございますが、お馬さんに関しては気にしない筈なんですが・・


4月29日

 トップページの絵を代えました。珍しい事に現用船です。現用船に限らず、商船は特徴を出しにくいから難しいですよね。たとえば、前に主砲が4つ並んでいれば、少々不細工でも<利根>ってわかってもらえますし、主砲が前1つ、後ろがOHで2つで発射管が2つの駆逐艦なら「朝潮型か陽炎型か夕雲型のどれか」って判って貰えるのですけどね・・・

 話は変ってSOY。その年に建造された技術的・芸術的に優れた船を日本造船学会が顕彰する「Ship of the Year」の2000年分が発表されました。
 受賞したのはRoRo重量運搬船<泉翔>。744GT、全長80m、速力13.8ノット。RoRoキャリアーと船内台車を組み合わせた新型荷役システムが評価されたとの事。発注は岡本汽船、建造は山中造船。
 Webで調べて見ようと探したのですが、造船学会のHPはまだ更新されておらず(99年度までしか載ってない)、岡本汽船と山中造船に至ってはサイトすら見つからない・・
 山中造船って単なる中小造船所ではなく、ドックは小さいながらもエコシップやら何やらで先端技術関係のニュースで聞く事があったのだけど、そんな所でもホームレスor普通のキーワードでは見つからない難儀な作りのようです。

 SOY準賞はヨーロッパ向けの大型旅客フェリー<EUROPEAN AMBASSADOR>とメガフロート・・・EUROPEAN AMBASSADORはともかく、メガロフロートって、そもそも「船」なんでしょうか?
 メガロフロートが船だとすると、あれは飛行場だから、我が国は50何年振りかに「空母」を建造してしまった訳ですかね・・長さ1km、幅121m、面積8ha。「桁違い」を通り越えて単位からして違っている「巨船」、これに比べるとニミッツ級原子力空母でさえ半分以下の「軽空母」になってしまいます。うーむ。


4月26日

 日刊海事通信によると「ITカーフェリー」なるものが出現したとのこと。
 何の事かと思って調べて見ると、ジェイオーシャンが長崎−串木野航路に投入した<マダム・バタフライ>の事で、835GT、乗客定員381人・普通車48台積みのウェーブピアサー型の高速フェリー。
 どの辺がITかというと、貸し出し用のノートパソコン50台を装備、うち20台はインターネット(たぶん、ドコモセンツウの衛星パケットを使用するものと思われる)に接続可能・・・・
 インターネット接続=ITですか・・この船を「ITカーフェリー」と名づけたのは、ジェイオーシャンなのか日刊海事通信なのかは不明ですが、どっちにせよ日本の内航海運の情報化の夜明けはまだまだ遠そうです。(ITというのなら、船舶LANを導入した<おれんじ8>の方が近いでしょう)
 さらに、この船を調べようと各検索エンジンで引いて見たのですが、地元新聞の記事とフェリーファンのHPしかヒットせず、会社のHPが見つかりませんでした。ITフェリーなるものを作っておいて、ホームレス企業なんでしょうか?・・海上よりも陸上を先にどうにかした方がいいような気がします。

 【4/28追記】
 ジェイオーシャンのHPを発見しました。しかし、なんで見つからなかったんでしょうかね・・カウンタを見たところ、出来て間も無いみたいなんで、クロウラーが通る前だったんでしょうかね・・あるいは画像を多用しすぎて会社名のテキスト文字列を含んでないとか・・
 あと、<マダム・バタフライ>は新造ではなく、1997年から98年にかけて同航路に就役していた<シーバード>(ヤスダオーシャンベッセル)の改名・再就役のようです。

4月18日

 最近、宮城谷昌光の「太公望」を読みました。太公望といえば周の文王や武王を佐けて殷(商)を滅ぼした人物で、中国の人物としては有数に有名な人ですが、いまひとつ実体のはっきりしない人物です。
 一般的なイメージの太公望は釣竿を持ったお爺さんですが、この話では太公望は青年から壮年にかけてのエネルギッシュな、それでいて飄々とした人物として活き活きと描かれています。
 思えば、史書では数行の話を膨らませて描く宮城谷昌光の文章は予定調和的な傾向が強いようにも思えますが、太公望のように有名な割に実体の伴わない人物の話には本当にぴったりで、3冊一気に読んでしまいました。

4月13日

 手紙の差出人を探す為に高松に行く事にしました(笑)
 いや、病弱でちょっと夢想癖のある女の子と鳥の介抱をした記憶はありませんが、なんとなく四国をふらっと2日ほど旅行する事にしたんです。
 で、JRのみどりの窓口に切符を作ってもらいに行ったのですが、連休前のせいか人でいっぱいでした。で、私はちゃんと列車を調べて、申込書も記入して並んだのですが、中にはいきなり口頭で列車を探してもらっている人も居ました。
 毎回思うのですが、これってどうにかならないのでしょうかねぇ・・たしかに、列車を探すのは時刻表が苦手な人には辛いもんらしいし(私は元鉄道少年なのでこういう感覚は全く理解できないのですが)、希望の列車が満席だったら、探してもらわないとどうにもなりませんが、最初っから時間がかかるのが確定な列車の決まってない人と列車が決まっていて切符を作ってもらうだけの人で列を分けられないもんなんでしょうかねぇ・・
 切符の予約をしてある人の列は分かれているようなので、オンライン予約が在来線でもサクっと出来るようにしてくれても有り難いですが・・

4月5日

 陸上自衛隊がマルチを採用。もちろん、ロボではなくて公募していた対舟艇用のミサイル(96式多目的誘導弾システム)の愛称が「96マルチ」に決まったという話ですけどね。

 多目的だからマルチ。他にも色々と決まったようですがなんかセンスが・・
 81式自走架柱橋が「アトラス」、87式自走高射機関砲が「スカイシューター」あたりはちょっと名前負けしている感も無きにしもあらずながらいい感じですが、96式120mm自走迫撃砲が「ゴッドハンマー」ってのは完全に名前負けです。81mmL16「ハンマー」、120mmRT「へヴィハンマー」に対応しての命名だそうですが、神槌なんて言ったら、核兵器みたいな印象さえ受けます。
 偵察機のLR−2は「ハヤブサ」。理由は「動作が素早くて勇ましい」とありますが、陸自がハヤブサなんていうと、一式戦しか出てこないのですが・・四式戦もいます高機動車HMVが「疾風」、命名理由は「漢字でかっこいいイメージ」。
 89式装甲戦闘車「ライトタイガー」、理由は「機甲師団のイメージ」。何ゆえドイツ軍なんでしょう?
 89式小銃がBUDDYってのはなーんかヲタク系軍事マニアな感じがします。

 まあ、ちょっと名前負けしてたり、なんか由来がよく判らなかったりしますが、変に偽善的な名前よりはマシではあります。でも、そもそも、兵器の愛称って公募までして付ける必要ってあるんですかね?(必要なら勝手につくと思いますが・・)


4月4日

 「つくる会」の教科書が検定を通ったとかで、何やら大騒ぎになっているようですが・・
 そんなに大層な事なんでしょうかね。私はあの自由主義史観ってのは嫌いなんですが、学校で神話を教えるのは良い事だと思うし、近代史だって「史観は複数あり、見方によって全然評価は異なる。」って事を教えるいい機会だと思うのですけどね。
 生徒は教科書や先生を選べないので、あんまし偏向した授業は困りますが、社会の先生だったら「複数の史観」を教えるぐらいできるでしょう・・(できない先生もいるかもしれませんが、そんな先生はどうせ、生徒に年表の丸暗記をさせるぐらいしかできないので偏向については心配ないと思います。)

 私は最近、少々「大東亜共栄圏」に凝ってまして本とか読んでいるのですが、なかなか面白いです。歴史そのものも面白いのですが、やはり同じ事象が本によって評価が全然違っていて、その状況を考察するのも楽しいものです。

 ところで・・なんで大東亜共栄圏かというと・・・まあ、色々と・・フランス領インドシナといいますか、なんというか・・相変わらずです(謎)

4月1日

 最近、「サクラ大戦3」などプレイ中。前2作は帝国華撃団を率いて東京を守る話でしたが、今回は巴里華撃団を率いてパリを守る話です。
 「前のキャラのイメージが強いからなぁ・・特に好みのキャラもいないし〜」などと適当にプレイを開始したところ、ベトナム娘に撃沈されました。
 ここまで守備範囲は低くなかった筈なんですが・・・しかし、1925年のパリを守る為に戦うベトナム娘・・前2作の中国娘や沖縄娘も政治的でしたが、今回はモロです。なんか深い政治的なメッセージでもあるのだろうか?そういえば、関係者の言動は大東亜思想に通じているものがあるぞ・・などと深読みモードに入ったのですが・・・
 終盤、2000年前の怨念絡みでウダウダ言って戦意を無くすシーンが・・あんたの国は50年前にフランス人に滅ぼされ、その植民地支配は今でも続いてるのに、そのフランスの首都を今まで守ってきたのは平気で、なんで2000年も前のローマ人やらガリア人の因縁は許せないんですかね・・
 やっぱりREDの作品は奥が深いのか浅いのかよくわかりません・・


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